えひめ排泄ケア研究会とは

ごあいさつ

 排泄は、一日に何度も繰り返して行われる生活行動であり、プライバシーの守られた環境のもと自分ひとりで行われる行為でもあります。 そのため、何らかの理由で排泄行動に援助を必要とすることは、人としての尊厳にもかかわる重要な問題です。 しかし、尿失禁などの排泄障害があっても、「年をとっているから仕方がない」とか「こんなこと(排泄の世話)をしてもらっているのだから、我慢しないと」などとあきらめてしまって、本当は解決できる問題やもっと快適にできる排泄方法を見過ごしているのではないでしょうか? そして、オムツを使って排泄物を処理するという生活を余儀なくされることも少なくない現状にあります。

 えひめ排泄ケア研究会は、このような問題について、排泄ケア携わる皆様と情報交換しながらよりよい排泄のあり方や援助方法について検討できることを目的に、平成15年に設立されました。

 また、平成20年度には「三浦保」愛基金の助成をうけまして、これまでの地区別勉強会の内容を排泄ケアマニュアルとしてまとめました。 さらに平成21年度は、排泄ケアに携わる皆様がより、手軽にタイムリーにマニュアルの内容を利用していただくため、ホームページを開設いたしました。

 現在の主な活動は、年に1回学術講演会、地区別勉強会と地区別の事例検討会を行っております。 学術講演会では、排泄ケアに先駆的に取り組んでおられる講師に講演を依頼し、情報の共有に努めています。 地区別の勉強会では、排泄に関する基礎知識やアセスメント方法の講義、事例からアセスメントを行うグループワークを行っております。 地区別の事例検討会では、実際に病院・施設で排泄援助に困っている事例について、排泄日誌などの情報をもとに適切な援助方法を検討しています。 他の施設の職員と共有しながら、月に1回3ヵ月間継続して事例検討を行うことで、様々な角度から問題を解決するようにしています。 これらの活動を通じて、参加者の皆様がより主体的に自分たちの抱える問題を解決できるような支援をしたいと考えています。

 今後とも排泄ケアの質の向上に向けて、多くのご意見をいただきながら、研究会の活動を行っていきたいと存じます。今後とも、よろしくお願い申し上げます。

事務局

〒791-0295愛媛県東温市志津川

愛媛大学院医学系研究科 看護学専攻 地域・老人看護学講座 陶山研究室

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えひめ排泄ケア研究会 会則

(名称)

第1条 本会は、えひめ排泄ケア研究会(以下「本会」という。)と称する。

 

(趣旨)

第2条 急速な高齢化の中、介護サービスの基盤整備がうたわれているものの失禁など排泄障害に対する理解は非常に遅れている。医療・保健・福祉職者等が一定の水準の知識と方法を持って 排泄障害の診断、アセスメントに基づいた専門的なケアの提供を行う事により排泄障害からくる要介護状態の予防に貢献する事が急務であるため、この研究会を組織する。

(目的)

第3条 本会は、排泄障害の診断・治療・介護に関する基礎、臨床研究及び実践に関する情報交換と科学的検討を行い、会員相互で研鑚する事を目的とする。

(事業)

第4条 本会は世話人会にて運営を行い、原則として年1回の学術講演会を開催する。

2.学術講演会の開催は、松山市とする。

3.各地区で、地区別学習会を開催しケース別検討会を行う。

4.この他、第3条の目的に必要な事業を適宜行う。

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(会員構成)

第5条 本会の会員は、本会の趣旨に賛同し、代表世話人が認めた者。

2.本会の趣旨に賛同し、代表世話人が認めた賛助会員(企業等)。

(役員)

第6条 本会には、次の役員を置く。

(1) 顧問  数名

(2) 代表世話人  1名

(3) 副代表世話人  1名

(4) 世話人  数名

(5) 地区支部長  3名(東予、中予、南予各1名)

(6) 事務局長  1名

(7) 監事  1名

2.代表世話人は会務を総括し、本会を代表する。

3.副代表世話人は、代表世話人を補佐し会務を行う。

4.地区支部長は、各地区の運営を行う。

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(世話人会)

第7条 世話人会は、代表世話人が召集し、これを主宰する。

2.本会の事業の計画及び予算を立案し推進する。

3.代表世話人、副代表世話人、世話人、監事、地区支部長及び事務局長を選出する。

4.事業報告及び決算を行う。

(役員の任期)

第8条 本会の役員の任期は2年とする。ただし、補欠の役員の任期は、前任者の残任期間とする。

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(運営費)

第9条 本会の運営費は、参加費、賛助金および寄付金をもってこれに充てる。

2.運営費は、本事業の達成に充当されるものとする。

3.本会の趣旨に賛同する賛助会員(企業等)より賛助金を受け入れる。

(会計年度)

第10条 本会の会計年度は毎年4月1日に始まり翌年3月31日をもって終わる。

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(会則の変更)

第11条 本会の会則の変更は、世話人会による議決に基づいて行われる。

2.細則は、世話人会によって議決、もしくは変更することができる。

(事務局)

第12条 本会の事務局を、愛媛県東温市志津川 愛媛大学院医学系研究科 看護学専攻 地域・老人看護学講座 陶山研究室内に置く。

附則

この会則は、平成16年 1月23日より施行する。

この会則は、平成17年 6月11日より施行する。

この会則は、平成18年 4月 1日より施行する。

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世話人会一覧

代表世話人
陶山 啓子(愛媛大学大学院医学系研究科看護学専攻)
東予地区支部長
青野 ひとみ(西条愛寿会病院)
伊藤 京子(西条愛寿会病院)
真田 千代美(介護老人保健施設ゆるぎ荘)
曽我部一之(特別養護老人ホームふたば荘)
守山 和道(西条愛寿会病院)
山本 将宏(済生会今治第二病院)
中予地区支部長
青木 香代子(福角病院)
荒木 映雄(泌尿器科 あらきクリニック)
窪田 里美(特別養護老人ホームなかやま幸梅園)
武智 伸介(武智ひ尿器科・内科)
丹司 望 (愛媛大学大学院医学系研究科医学系専攻)
文野 恵子(グループホーム アンダンテ)
山木 一恵(松山赤十字病院)
南予地区支部長
形山 泰次郎(老健やすらぎの杜地域リハビリテーション部)
織田 英昭(おだクリニック)
小西 ツタエ(特別養護老人ホーム自在園)
山内 千由紀(宇和島社会保険病院)
監事
岩田 英信(愛媛大学大学院医学系研究科看護学専攻)
事務局長
重見 日出男(特別養護老人ホームなかやま幸梅園)
小岡 亜希子(愛媛大学大学院医学系研究科看護学専攻)
中村 五月(愛媛大学大学院医学系研究科看護学専攻)

(平成25年9月現在)

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