「えひめ排泄ケアマニュアル」

はじめに

 排泄は、人の生活のなかで1日に何度も繰り返される生活行動であり、幼児期のトイレ トレーニングを経て、プライバシーの守られた環境のもと自分ひとりで行われる行為でも あります。そのため、何らかの理由で排泄行動に誰かの援助を必要とすることは、人とし ての尊厳をも低下させてしまいかねない重要な問題であると考えます。

 えひめ排泄ケア研究会は、平成15年の研究会の設立以来、排泄障害を持つ方々が少し でも気持ち良く排泄ができ快適な生活を行えるようにするにはどのような援助をすれば よいのか考えてきました。特に、尿失禁などの排泄障害の問題を「年をとっているのだか ら仕方がない。」などとあきらめてしまうのではく、どうしてそうなっているのかという 原因を探ること、すなわちアセスメントすることを重視し、そして、より適切な対処方法 を検討してきました。

 活動内容としては、年に1度の学術集会と東予・中予・南予の各地区で年に2回の勉強 会を実施しています。勉強会では、1回目は排泄のアセスメントについて、2回目はアセ スメントを生かした実践事例の報告会を行ってきました。その中でどうすることもできな いと考えていた排泄障害に対して、尿失禁を軽減することができたなどのうれしい成果が 報告されています。

 このマニュアルは、えひめ排泄ケア研究会が6年間の活動の中でおこなってきた勉強会 の成果をまとめたものです。前半は、排泄障害のアセスメントに必要な知識や技術をでき るだけ具体的に掲載しました。そして後半は、研究会に参加して下さった施設の方々が排 泄の問題に取り組み改善した事例を、アセスメントの過程や成果が分かりやすくなるよう に再構成して、掲載しました。

 よりよい排泄ケアを提供することは、援助する側にとっても決して簡単なことではなく、 時間や頭を使う骨の折れる仕事だと考えます。しかし、その結果、頻尿でイライラしてし た方が落ち着いた表情を取り戻したり、常にオムツがぬれていた方がトイレで排泄できて 喜んでくださったりすることは、援助するものにとってかけがいのない喜びであり、やり がいを感じることのできる瞬間だと思います。皆様の日々のケアにこのマニュアルを少し でも役立てていただければ幸いです。

" "

イラスト担当:兵頭静恵 藤井晶子

(イラストの無断転載・転用・改ざんはご遠慮願います。)

  •  「えひめ排泄ケア研究会 排泄ケアマニュアル」は、平成20年度「三浦保」愛基金社会福祉分野公募事業の助成により、平成21年3月に発行いたしました。
  •  排泄ケアマニュアルをもっと多くの方にご利用いただくため、平成21年度「三浦保」愛基金の助成により、ホームページを製作いたしました。
  • 無断での販売・改ざんなどはご遠慮願います。

ページ先頭に戻る

印刷用のページ

PDFでマニュアルのすべてを見る(表紙、裏表紙をあわせてA4サイズ76ページ)

PDFでマニュアルを分割して見る

  • 1.頻尿の実例
  • 2.夜間頻尿・多尿の実例
  • 3.尿意が不明瞭な実例
  • 4.トイレ動作が困難な事例

ページ先頭に戻る

PDFをご覧になるには

PDFのページをご覧いただくにはアドビ社のアドビリーダーのインストールが必要です。下のバナーやURLから、アドビリーダーのダウンロードのページへ移動します。

アドビリーダーをダウンロードするにはここをクリック

http://get.adobe.com/jp/reader/

ページ先頭に戻る

ダウンロードしてお使いいただける書類

ページ先頭に戻る