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平成22年度 第2回東予地区勉強会
- 日時
- 平成23年3月19日(土) 14:00〜17:00
- 場所
- 新居浜市医師会館
東予地区勉強会は、33名の方にご参加いただきました。2施設からの事例報告がありました。
済生会今治第二病院の事例では、頻尿のある患者に対して、えひめ排泄ケアマニュアルを参考に排尿のアセスメントを行い、排尿状態の異常に気付きました。そして、泌尿器科を受診し、膀胱炎と診断され、内服治療により排尿状態の改善につながったという報告がありました。アセスメントやアセスメントに基づいた援助方法の検討の重要性を学びました。
若水ケアセンターの事例では、便失禁して困っているという利用者の思いを援助者がしっかり受け止め、気持ちよい排便を目指し、便の形状をコントロールできるように、下剤を少しずつ減量した結果、最終的にはトイレで有形便を排泄できるようになったという根気強くかかわった実践が報告されました。利用者の“気持ちよく排便したい”“便がすっきり出てよかった”という思いを引き出せるような援助を実施していくことの大切さを学びました。
グループワークでは、施設での排泄ケアの現状や課題、取り組みの内容などが話し合われました。特に排便ケアに関する内容が多く聞かれ、便秘に対しての参加者の各施設での取り組みなど、活発な意見交換が行われました。(報告:形上)
東予地区勉強会スケジュール
開会の挨拶
支部長 青野 ひとみ
事例報告1 「神経因性膀胱をもつ高齢患者の排尿援助」
今治済生会第二病院 山本 将弘
事例報告2 「下剤のコントロールにより排便状態が改善した事例」
若水ケアセンター 兵頭 恵美子
グループワーク
グループワーク発表
まとめ
閉会の挨拶
世話人代表 陶山 啓子