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平成30年度 第2回中予地区勉強会
- 日時
- 平成31年2月23日(土) 13:30〜16:20
- 場所
- 愛媛大学医学部 看護学科棟5階 アクティブラーニング室(東温市志津川)
事例報告
「頻回な排便によるスキントラブル発生に対する対策」
福角病院 豊川 香織 岡本 里美
頻回な水様便の失禁のために皮膚トラブルを起こした患者に対し、ベビーオイルを用いた『こすらない』ふき取りをスタッフで共有し、統一したケアを行うことで皮膚状態が改善した事例が報告されました。
「利用者に教えていただきながらの排泄介助奮闘記」
グループホームむく 向井 由美 吉井 えり子
一人の利用者に対しトイレ誘導することにスタッフの意見が分かれていた事例が報告されました。 本人のトイレで排泄したいという思いを大切にし、統一した排泄援助を行った結果や、排泄時に手製の足台や姿勢補助具を用いて姿勢が変化していった様子が写真を用いて紹介されました。
「排尿回数が少ない入居者の泄援助検討−排泄ケアへのはじめ一歩−」
有料老人ホーム ツクイサンシャイン松山 佐々木 尚人
尿意の訴えが少ないために、施設職員が定時誘導を実施しようとして抵抗がみられる事例が報告されました。 排尿日誌を記録しアセスメントすることで、尿意がない時には誘導の必要がないことが明らかとなり、本人の尿意に任せて誘導を行うことによって、利用者が穏やかに過ごせるようになりました。
参加者の感想
事例報告を聞くことで、自施設の高齢者の頻尿の原因に気づいた、排泄を食事などと関連づける大切さに気づいた等の感想や、排泄ケアを継続するためのチームアプローチや管理者のサポートについても知りたいなどの意見が聞かれました。
ミニレクチャー「リハビリテーションからみた排泄ケア〜運動、基本動作の再確認〜」については、こちらのページへ