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平成30年度 第2回南予地区勉強会
- 日時
- 平成31年3月9日(土) 13:30〜16:20
- 場所
- JCHO(ジェイコー)宇和島病院 3階会議室(宇和島市賀古町2丁目1-37)
事例報告
「グループホームで尿便意を訴える方の排泄ケア」
グループホーム薬師谷マナー 花岡 美和
頻回な尿意を訴え、トイレに長時間座り、夜間不眠を訴える認知症高齢者への関わりが報告されました。 集中している時には訴えがないことに着目し、日中に集中できるレクリエーションへの積極的な促しを行うなど、関わり方の見直しと眠剤の作用時間を考慮した服用時間の変更などを実施することで、利用者の様子が改善したという報告でした。
「術後の排尿障害のある患者の退院後の自立排尿に向けた通所介護と訪問看護におけるケア」
愛ほっと訪問看護ステーション デイサービスきほく 崎山 亜弥
術後の排尿障害により導尿が必要とされていた利用者対して、トイレ内での姿勢の指導や運動への促しを通所介護、訪問看護だけではなく利用者家族と協力して行った事例が報告されました。 報告会へは利用者家族も参加され、家族の立場からの排泄ケアへの想いなどをお話しして頂きました。
「当院における排尿ケアチーム導入と今後の課題」
西予市立西予市民病院 看護師 山口 綾子
平成30年度の排尿自立指導料が診療報酬に新設されたことに伴い行われた排尿ケアチーム立ち上げから現在の活動状況についての報告が行われました。
参加者の感想
「スタッフや家族の協力を得て排泄ケアを継続していくことの重要性を実感した」、 「発表された事例を持ち帰り自施設のケアにつなげていきたい」や「自分の施設でもまずはスタッフとの情報共有からはじめたい」等の意見が聞かれました。
ミニレクチャー「リハビリテーションからみた排泄ケア〜運動、基本動作の再確認〜」については、こちらのページへ